前回からの続きです。
11月のマイナー錬 ~Tポイントをゲットせよ~ その1
※今回は「TP」「Tポイント」という用語が出て来ます。
「TP」は「炭水化物ポイント」のことで、「Tポイント」とは「TPを稼ぐ場所」のことです。
深谷市内で2TPをゲットした我々は次のTポイントがある寄居へ。
「岸傳(きしでん)」が第3Tポイント。
むぅ、良いチョイスですな。
ここのお団子は他にはない美味さだよね。
お団子は店先には無いので、お店の人に言って焼いてもらおう。
だから焼きたてが食べられるぞ。
普通のツルツルとしたお団子とは違い、生地の粘度が低くて米の粒感が残ってるタイプだ。
醤油寄りのタレがそれに良く合う。
これはかなりの上玉だぞ。
これで合計3TPをゲットだ。
次なるTポイントに向け、正喜橋を越えて走る。
行く先は小川方面らしい。
ということは、やはりここを通らねばならないのか・・・
寄居の鉢形城跡を抜け、県道294号坂本寄居線を東秩父の方へ。
ここは私が自転車に乗り始めてから初体験の坂。
キツイ区間は500m程だけど、平均勾配は10%近くある。
初めて来た時に何度も足をついて、泣きそうになりながら登ったのを今でも鮮明に覚えているよ。
だからこの坂はいつ来てもウンザリするんだよね。
でもまあ、ここをクリアすれば小川までは下り基調だ。
しばらく気分よく下っていたらツアーリーダーのTOさんが途中で停止。
なにやら脇道を指さしている。
「ここが次のTポイントっすよ」
は?
みかん狩り?
どこが炭水化物なのよ?
「いやいや、峠ポイントっす!」
なにぃ、二本木峠が第4Tポイント!?
ドヤ顔のツアーリーダー、キレ顔の他メンバー。
ここは距離4.9kmと定峰峠(表)と同じくらいだが、平均斜度8.3%というけっこう厳しいルート。
マイナー錬は募集文を読み、ルートの難易度と自分の実力を考慮して参加を決める、自己責任性の強いツアーだ。
そしてコースはツアーリーダーの特性が色濃く反映される傾向が強い。
今回は炭水化物を食べまくるだけのお気軽ライドだと思っていたのに・・・
ツアーリーダーが超変態ヒルクライマーだということを失念していたぜ・・・
そこら辺の判断を甘くしてしまったのは自分のミスだ。
参加してしまった以上、ツアーリーダーの指示は絶対。
TOさんもhatsuさんも重力を感じさせない速度でスルスル登っていく。
しかし彼らと一緒のペースでは100mも持たないことは自明の理。
ここは自分のペースで登ろう。
途中にはみかん畑が。
ああ、美味そうだ~
寄居はちょうどみかん狩りの季節なんだよね。
ひーこら言いながらも何とか二本木峠に到着。
「おい、炭水化物錬じゃなかったのか!」
「いや、【炭水化物をメインに】って言っただけですよ」
不毛な会話を聞いていると今後のルートに不安がよぎる。
それはともかく、これで4TPゲット。
TPは「炭水化物ポイント」であると同時に「峠ポイント」でもあったのだ。
その後は秩父高原牧場まで下り、そこで小休止としよう。
11月半ば過ぎでもちゃんと営業しているようだね。
さて、コーヒー牛乳でも頂きますかね。
ここのは美味いんだよね~
っと、自販機にはコーヒー牛乳が無い!?
ラムネしか無いじゃん!
悪態をついているその時、自転車を停めた方からは「パンッ」「プシュ~」という破滅の音が・・・
慌てて確認してみると、ツアーリーダーの前輪が痛恨のパンク!
ここで予定外のTPをゲットするとは、流石はツアーリーダーだ。
そう、TPは「炭水化物ポイント」であると同時に「タイヤパンク」でもあったのだ。
しかも修理直後に再度パンクするという荒業を魅せてくれたツアーリーダー、さらに1TPをゲット。
修理機材の貸し借りでひーくんとの友情度もアップだ。
これもTPゲットと言えるだろう。
そう、TPは「炭水化物ポイント」であると同時に「友達ポイント」でもあったのだ。
続く
ここまでのTP
TOさん 7TP (+5)
ひーくん 5TP (+3)
hatsuさん 4TP (+2)
ダニエル 4TP (+2)
コメント
お疲れ様でした。
正直みかん園の峠はキツかった。
まだまだですね~
友達ポイントはカウント出来なかったなぁ(笑)
ひーくんの凡チャンさま
いや~、あそこはキツかった・・・
まったく想像してなかっただけに余計にダメージが(涙)
TPは勝手にカウントしちゃってます(笑)