第11回 Mt.富士ヒルクライムに出場した レース本番編 その2

前回からの続きです。

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貯金がマイナスに!?

「このままではまずい、ペースを上げざるを得ないな・・・」と考えたその時、左足ふくらはぎに強い痛みが。

げっ、足を攣った!?

ここまで脚に負担は全然かけていないし、心拍だって落ち着いている。

このままの負荷なら何時間でも走れそうな気がしているくらいだ。

暑いのは確かに暑いが、酷暑の熊谷に比べれば全然大したことはない。

それなのに何故だ・・・しかし、この痛みは間違いない。

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!

タイムは赤字に転落、その上、足を攣るなんて・・・

さっきまで余裕ぶっこいていた私、一気に動揺してしまう。

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落ち着け、まずは落ち着け。

予想外だろうが、アクシデントだろうが、これは現実だ。

このまま走るしか無い。

幸い、ふくらはぎならペダリングにそれほど影響はない。

若干パフォーマンスが落ちるのは仕方ないが、なんとかこのペースは守り続けられるだろう。

目標タイムは88分で作成してあるので、90分には2分の余裕がある。

残り10km弱、ギリギリでもいいから無理して致命的な失敗はしないように走ろう。

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太鼓の音が聞こえてきた。

17.2km地点で第2の給水所と関門だ。

ここで水を受け取って身体にかけよう。

ぬるい水だからあまり気持ち良くないけど。

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67分44秒で四合目(17.8km)を通過。

目標タイムは67分53秒、貯金はプラス9秒。

って、あれ?

足が攣ってペースは確実に落ちているのに貯金がプラスに反転!?

なんだかおかしいぞ?

この看板は固定だから、四合目の場所はここで間違いないだろう。

てことは15kmの看板を置く場所を間違えてたんじゃないかな?

それはともかく、これは朗報だ。

残り6.2kmで、90分きりに2分ちょいの余裕があるってことだ。

無理せずこのペースで行けば大丈夫そうだ。

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19km地点から20km地点までの1kmが今回の山岳スプリット賞区間。

「ここからもがけ!」と言われても、立った瞬間に足が動かなくなること間違いなし。

ここは平常心、平常心。

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スプリット区間、あと100m!

己に勝て!

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そして20km地点、残り4kmでタイムは76分15秒。

目標タイムは76分9秒、貯金はマイナス6秒。

貯金は無くなったけど、この足でのギリギリのペースは維持できた。

このままソフトランディングでノープロブレムだ。

いやまてよ、富士HCのラストにはアレがあるじゃないか・・・

この足でアレが出来るのか?

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そう、富士HCの22km過ぎあたりでは平坦区間がある。

ここはフロントをアウターに切り替えてスプリントしないとタイムを稼げないのだ。

当然、チャート表のタイムはそれを加味して作成されている。

てことは、ここでしっかりスピードアップしないと、今までの走りは全てパーになってしまうってことだ。

ここはトレインに乗って走り切るしか無い!

デヤァァァァァァァァ!!!

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いやいやいや、無理っす、無理!

これ以上踏むと確実に足は致命傷になる。

ゴール前のラストは再び上り坂だ、ここは無理しちゃいけない。

あっさりトレインからは脱落し、無理せず30km/hくらいを維持して走る。

それでも計算上は90分に間に合うはずだ。

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3つ目のトンネルを抜ければゴールは近い。

本来ならここは最後の力を振り絞って少しでもタイムを縮めたいところだけど、今は少しでも無理するとヤバそう。

ここはやっぱり平常心、平常心。

無理せずに一定のペースでクルクルクルクル。

負担をかけずにクルクルクルクル。

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そしてようやくゴール!

くはぁ~、長かったな!

タイムは88分57秒、ギリギリだけど90分切り出来ました。

いや~、良かった、助かった!

コースがあと1km長かったら足が持たなかったと思うよ。

さて、今日の仕事はこれでオシマイだ。

後はゆっくり休んで下山だ。

続く。