BRM429宇都宮400km北関東 ランドネきたかん 2018 その4

2018年5月3日

その3からの続き、そして最後です。

BRM429宇都宮400km北関東 ランドネきたかん その3





激坂の上曽峠


PC5を出たら残りはたったの130km。
もう全体の2/3を終わってると思ったらちょっと気が楽に。
しかしここに来て短いとは言え激坂の上曽峠が目の前に立ちふさがります。
これがキツイ、キツすぎます。
インナーローでも5,6km/hしか出ない。




「ここで足をついてなるものか!デヤァァァァァ!!!!」
気力を振り絞って踏むものの・・・あれ、左膝の痛みが出てきたな?
「あ、ごめん、無理」
あっさり諦めて自転車から降りて上を見たら見事な月が。
真っ暗で物音一つしない峠道を照らす満月。
疲れ切っていたけどなんだか清々しい気分でした。
ちなみに今、上曽峠のことを調べてみたら、googleの予測変換に「上曽峠 心霊」とかあるんですけど?


水戸市


峠を超えたら次のPCがある水戸市へ向かいます。
突然、巨大な建築物が!?
おお、これが水戸スタジアムですか。
ここらへんで残り90kmくらい、残り100kmを切ると気分は少々楽になります。
でも左膝の痛みがどんどん増してきて、すでに立ちこぎが出来ない状態に。
速度も上がらず、だましだまし回して走ります。



水戸市内へ到着。
街の灯りを見ると「やっと人里に降りてきたな」って感じです。
ああ、疲れた。
ああ、膝が痛い。
ああ、お腹空いた。
膝の痛みのせいか、いつもなら午後8時には眠くなる私ですが、眠気はまだ無い。


PC6


ようやくようやくPC6の「ミニストップ水戸駅南店」にたどり着きました。
時間は日付が変わって0時15分ころ、ここまで323.3km、残り約80km。
全行程の8割を消化、残りは2割。



ここではボトル用の炭酸レモン水だけを購入。
すぐに出発します。


ガストで休憩


そしてすぐ近くの24時間営業のガストへ。
膝が限界だったのと、ずっとコンビニの食べ物ばっかりだったので、ちゃんと座って食事をしたかったために入店です。
ちなみに100kmまでは甘い物、200kmまではさっぱりしたもの、そして300kmあたりでこってりジャンクなものを食べたくなりました。
本当はこの通りにマックがあるのを事前に確認していたので「絶対に倍ビッグマックを喰う!」と走ってきたのですが、残念ながら営業時間外でした。



とはいえ、本当にジャンクなものをガッツリいっちゃうと後がヤバそう。
ここはなんとなく身体に良さそう&元気が出そうな「ローストビーフの十三穀米ご飯」に「とろろ」をトッピング。
とろろのワサビとローストビーフの和風ドミソースが混ざって味的にはカオスだったけど、これがもう、泣きたくなるくらいに美味かった。
貪るように食べた後は各種装備の点検、バッテリー残量の確認、シャモアクリームの再塗などをします。
そしてしばらく目を閉じて休み、目が覚めたらまた走り出します。


水戸~茂木


水戸を出ると茂木を通って宇都宮を目指します。
ガストでちゃんと座って食事をして休んだおかげで、体力はある程度は回復。
でも膝の痛みだけはダメダメ、平地でも巡航が15~20km/hあたりが限界です。
そして茂木までは暗い田舎道で登り基調、更に速度は落ちる一方。
左足が使えないので右足だけでクルクル回します。
走っているのに心拍は40%前後、登りなのに身体が全然暖まらず、寒くて寒くて仕方ない。
更に路面にはやたらと血の跡が見受けられる。
これはあれか、野生動物が轢かれた跡なのかな?
で、死体は他の野生動物が片付けると。
自分もここでDNFしたら同じ目に合うのかと思ったりしたけど、疲れててもうどうでもいい気分。
でも野生動物と鉢合わせは勘弁してほしいので、スマホで音楽を鳴らしながら走ります。
それでも永遠と思えた登道もいつかは終わります。
ああ、ここからは下りだ、休める・・・
後から考えるとここが一番きつかったな。


PC7


最後のPC7「セブンイレブン芳賀祖母井店」に到着です。
時間は3時50分、ここまで374.2km、残り30km弱!



寒かったのであんまんと肉まんをゲット。
あとはお馴染みの炭酸レモン水。
更にレッドブルをチャージして最後の走りに備えます。
ちなみに先に到着していた人は「眠くてね・・・」と言って店先でうつらうつらしてました。
風邪引かなかったかな?
考えてみれば今回のPCはイートインが無いコンビニばかりだったな。


宇都宮


ようやく宇都宮へ帰ってきました。
夜が明け始め、霧が出て幻想的な風景。
でもこの霧、山の中で霧だったら怖かっただろうな。
ちょっと感動したけど、意識はほぼ残り距離にいっています。
あと21km、あと20km、あと19km・・・
ということはぜんたいの95%がおわってのこり5%だからあと1じかんくらいはしればごーるかな・・・・



鬼怒川を渡れば残りは17km。
背中から太陽が登りつつあります。
ずっと励ましてくれた満月ももうサヨナラ。
今日ほど月が愛しかったのは人生で初めて。


ゴール!


そしてようやくゴール!
走行距離402km、時間は午後5時半ころ、ろまんちっく村へ帰ってきました。
ビジターセンターで受付をしますが、膝はガクガク、ブルベカードにサインする手も震え、椅子に座るのも難儀するほど消耗していました。
ああ、もう走らなくていいんだ・・・
休んでいると、「あれ、おれ、本当に400kmも走ったっけ?」と不思議な気持ちに。
これまで走り続けてきたのが現実と思えない気分です。



受付後、緑のたぬきを頂きます。
が、ソバを啜るだけの気力体力さえも無く、ゆっくりゆっくり食べます。
ああ、しょっぱくて美味い~
汁まで全部飲み干しました。
ここで半分ボケた頭で
「東回りは大洗の渋滞がひどくて大変だった」
「早い人は17時間台で帰ってきた」
とかの話を聞きました。



最後にメダルを購入し、入浴券とブルベ鍋券をもらいます。
「まだお風呂が開くまで時間があるな」「車の中で少し休もう」と、車の中でちょっと横になったら一瞬で1時間半も経ってた。
その後は温泉でゆっくり。
ああ、気持ちいい、まさにこの世の極楽。
その後は売店でお土産のいちごを買って帰ります。
ブルベ鍋も食べたかったけど、会場まで行く気力はもう無かったのです。



ということで初の400km、初のオーバーナイト、なんとか走れました。
スタッフの皆さん、参加者さん、後援の方々、有難う御座いました。
今回も色々と良かった点、悪かった点がありますね。
特に補給と休息のとり方が良くないんじゃないかな?
次回はいよいよ600km、しっかり反省点を洗い出して次につなげよう。


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